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Schoolmate同窓生紹介

クラッシック音楽がもっと身近に
楽しんでもらえるように

2002年卒業
芸術学部デザイン学科

松本 大輔さん

芸術学部入学へのキッカケ。

在学中はプロダクトデザインについて学びながら子供の頃に習っていたバイオリンの造形への興味を持つようになりました。

 

300年以上も前から受け継がれている製作技術に魅了。

卒業後はイベントパンフレットや看板製作の仕事を経験し、2005年にアメリカのシカゴへ渡り、バイオリン製作学校-Chicago school of violin making-へ入学しました。バイオリン製作を通して木材・木工技術の多様性や、300年以上も前から受け継がれている製作技術の奥深さに魅了されていきました。
1700年頃に作られたストラディバリウスの楽器が現在トップクラスのバイオリニストたちによって第一線で活躍しています。大事に修理されながら現代まで受け継がれてきた楽器が存在すると同時に、現代作られている楽器達も300年後に活躍してもらえるように丁寧に修理を行わなければいけません。

今後の展望は。

壊れてしまった楽器それぞれに最適な修理方法を考えて修理をする事を大事にしています。
現在は福岡市内に工房を構え、演奏家からの修理依頼や海外で買い付けてきた楽器を修復して販売するなどして日々頑張っています。バイオリンの魅力を知ってもらいたい思いや、クラッシック音楽がもっと身近に楽しんでもらえるように工房での音楽会なども開催しています。